12月に入ってなにかと慌しくなっていますがマコモでしめ縄を作りに行って行きました。
気仙沼の発酵マコモを扱っているリバーヴの菊池さんに教えていただいたのですが、
菊池さん、今年はマコモ伝道師という肩書きで、昨日が都内最後の注連縄講座でした。
すごい使命ですね!
会場は麻をあつかう晶子さんのお宅。
晶子さんのお宅は精麻が沢山吊るしてあるのですが、
菊池さんのお話だとマコモは単体では陽、
麻とマコモの関係性でいくと麻が陽、マコモは陰。
麻は朝で入る、マコモはこもるで夜で排泄、という循環だそうで、
皇族の中でも神元にはには麻とマコモが一対で使われるそうです。
稲わらで作られるこも細工は本来はマコモがルーツ。
マコモは2、3mにもなるため扱いが大変だということで稲わらに変わっていって
しまったそうです。
真のこも(こも細工のこも)という意味で真菰(マコモ)だそうです。
稲わらとマコモだと私はマコモの方が扱いやすく、
マコモの注連縄作りの最中はとても体が暑くなるんです。

晶子さんがダイコンじめというやり方で作っているところ。

左が今年のマコモと去年マコモで作った注連縄。置いていくうちに色が変わります。
中心が今回作ったもので、まだ乾燥中。
右は精麻です。
マコモを成形する時に麻を使うとバランスが良いようです。
そうそうマコモの繊維はとても硬く、
石綿のように体に入ると大変危険なのだそうです。
なので乾燥したマコモは間違って体に入らないように
5cm以下にならないようにカットして売られているそうです。