赤ザオ族の薬草風呂には入り方があります。
浴槽に足をつけて色々なところにそのお湯をかけ、薬草にならします。
それを5−10分ほど続けた後、お湯に浸かります。長くても20分くらい。
風呂好きの私の母、そして息子はそんな注意を読まず、私が伝えても聞かず、
そのあと”薬草あたり”に。
ベトナム語では”Say thuốc"というのだそうです。
訳は薬に酔うになります。
母はサパの中心より標高の下がる赤ザオの村なのに、
頭が標高の高いところにいるような状態に。
息子は夕飯時に急に米が喉につまり、そのあと口に入れたものが飲み込めずに
外に吐きに行ったのですが、どこに吐けば良いのかわからず、
街灯もない真っ暗な中、石でできた階段から滑り落ちてしまったのです。
頭も打ったらしく、その時はどうしようかとかなり焦りましたが、
意識はあったので一安心。
そしてそこは薬草を扱う赤ザオ族、すり傷の手当、頭にできた4箇所のコブの手当。
いろいろ見てもらいました。
次の朝のバスでハノイに戻る予定が、朝はまだ頭がクラクラして起きられない息子。
なんとか午後一のバスでハノイに戻り、その足で病院に。
特に問題はないということで、ここでまた一安心。
息子も安心したようでした。
本当に薬草風呂の入りすぎには注意です!
母の頭も、息子の喉につまる
(ベトナムのサラサラのお米がつまるなんて本当に不思議なんです)
というのは、どういう意味があったのか。
どちらも薬草風呂の入りすぎで出てきたものだと思っています。
注意を良く読んだら25分以上は入らないとのことで、
2人は40分くらいは入っていたでしょうか、、
今回サパは雨のお天気でしたが、村では奇跡的に晴れでした。
歓迎してくれていたようでした。
また、息子の怪我も大したことがなく、これも何かに守られていたのではないかと。
というのも、朝、ザオのお母さんと母が落ちた現場を見たら、木は倒れ、
まー良くも軽く済んだと思ったそうです。


息子よ、母の言うことを良く聞けよ!